自分の食べ方の特徴を振り返ってみる
太るか太らないかは、遺伝的なもの30%、食生活70%といわれています。
自分の食べ方の特徴を振り返るためにも、子供の頃、学生時代に、自分が好きでよく食べていたものやそのころの体型などを振り返ってみるのもひとつの方法です。
ある時を境に太り始めた場合は、何がきっかけで太り始めたのか思い出してみましょう。精神的なものなのか、仕事が変わった、食習慣が変わった、食べ物の好みが変わったなど、自分が太った原因を知ると、どんなところに気をつけたらいいのか見えてきます。
また、ダイエット成功のコツは、どのような食事が自分に合っているかを知ることが大切です。朝ごはんを食べなくても、ジュースやコーヒーだけで十分という人もいれば、しっかり食べないと一日が始まらない人もいます。
食事は、一週間単位でとらえてトータルに栄養が取れるようにすれば問題ありませんので、1~2週間程度続けられるようなスタイルを定着させて継続させるようにしましょう。
肥満になりやすいタイプ
自分の親が太め、あるいは太っている
遺伝によって太りやすい体質を受け継いでいることがあります。ただし、必ずしも体質の影響だけで太るということはありません。偏った食生活や運動不足といった、良くない生活習慣が加わって太ります。
動物性脂肪の多い食事を好む
食生活の欧米化にともなって脂肪の摂取量が増えました。脂肪はエネルギーが高いので肥満の原因になりやすく、取りすぎは禁物です。
若い頃と比べて食べる量が変わらない、むしろ増えている
年をとると基礎代謝量が落ちて太りやすくなりますが、食べる量が変わらないあるいは増えているという場合は、肥満を招きやすくなります。
甘いものやお菓子類が好きでよく食べる
糖の過剰な摂取は肥満のもとです。また間食が多いと食事量が少ないつもりでも太りやすくなります。
運動の習慣がない
日ごろ運動の習慣がなく、エレベーターやエスカレーターの利用などで、体をあまり動かさない生活を送っていると肥満になる可能性があります。
遺伝で太りやすいというのは本当か?
近年の研究により、脂肪を溜め込みやすい体質をつくる遺伝子の存在が明らかになってきました。そのうちの一つが、「倹約遺伝子」です。
本来、飢饉などに備えてエネルギーを貯めこんでおくために、こうした遺伝子が備わっていたのだと考えられますが、残念ながら現代人にとっては肥満を起こす要因の一つになっています。
一日にどれだけ食べたかを把握する
ダイエット中に「何も食べていないのに太る」という人の声を聞きます。
でもそれは、何も食べていない気分がするだけで、実際には何を食べたのかを忘れてしまっている場合が多いようです。 ダイエットしているという意識から、なんだか食べた気がしないのではないでしょうか?
自分が食べているものを自覚することがダイエットには欠かせない習慣です。好き嫌いや、食事の傾向を知るためにも、食べたものと量をメモするクセをつけましょう!
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体重やBMI、体脂肪率などで経過をチェック
ダイエットを始めたら、定期的に体重やBMI、ウエスト周りや体脂肪率などをチェックしましょう。食事の良し悪しは体重に現れます。
私は、体脂肪率がとても高くなっていたので、体重よりも体脂肪率をチェックして、ダイエットのモチベーション継続につなげていました。
BMIの求め方
BMI (Body Mass Index :体格指数)とは、体重と身長のバランスをチェックして外見的な肥満度を調べる指数。国際的な指標で、日本肥満学会でもBMIをもとにした適正体重の算出法を採用しています。
BMI=体重(kg)÷身長(m)2
例えば、体重60kg、身長160cmの場合、60÷(1.6×1.6)=23.4
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やせ 18.5未満
適正 18.5~25未満
肥満 25以上
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体脂肪率の目安
体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合で、体内の脂肪状態を数値として知ることができます。 一見スリムな人が、実は骨や筋肉が少なくて体脂肪率が高かったり、太って見える人が逆に適正と判断されることもあります。
--------------------------------- 女性: 20未満 低い 20~25未満 適正 25~30未満 やや高い 30以上 高い --------------------------------- |
--------------------------------- 男性: 15未満 低い 15~20未満 適正 20~25未満 やや高い 25以上 高い --------------------------------- |