ウォーキングが体にいい理由~足から健康
全身の筋肉の3分の2を占める足。意識的に足を動かすことで下半身をはじめ多くの筋肉が強化されます。また、酸素や栄養素を送るための血管、さらには内臓も鍛えられます。
ウォーキングは、酸素を体内に取り込みながら行う有酸素運動のひとつ。運動不足の人や高齢者などにも安全に手軽にできる運動です。また、歩くことは、ストレスや不安、緊張など精神面のコントロールに関係する自律神経系や脳細胞を刺激し、ストレス解消や老化防止といった作用もおおいに期待できます。
ウォーキングの効果はいろいろ
ダイエット効果・肥満を防ぐ
ウォーキングによって多くの酸素を体内に取り入れることで、効率よく体脂肪を燃焼させることができます。脂肪はウォーキングを始めて20分しないと燃焼し始めないと言われるのでダイエット効果を期待するには、最低でも30分程度は続けて歩けるとよいですね。ただ、絶対に無理をしないことです。「気持ちがいい」というのを目安にしましょう。
生活習慣病の予防
ウォーキングは無理なくできる有酸素運動なので、心臓病や動脈硬化、高血圧、糖尿病といった生活習慣病の改善や予防に最適です。
ストレス解消
屋外を歩くことで気分的なリフレッシュ効果を得られるとともに、自律神経系のバランスを整えます。
骨粗しょう症を予防
骨粗しょう症の予防には、牛乳などカルシウムを多く含んだ食品を欠かさずとって、運動で骨に負担をかけることが大切です。戸外に出てウォーキングをすることは骨を丈夫にし、骨粗しょう症を予防する効果があります。
腰痛を防ぐ
腰の周囲の筋肉が収縮しマッサージ効果によって血液循環が高まります。さらに、腰にたまった老廃物の排出も促進されることで、痛みが和らぐなど症状の改善に役立ちます。また、ウォーキングは全身運動であり、続けることで腹筋や背筋など腰回りの筋肉が鍛えられ、それが腰痛の予防につながります。
ウォーキングの基本
周りの景色を楽しみながら歩きましょう
脇をしめ、ひじは90度]近く曲げて、手は軽く握る
靴はつま先に少し余裕のあるものを選びましょう
かかとから、スッと着地
あごをひいて頭はまっすぐに
背筋を伸ばして、重心を高くして
歩幅をやや大きくとり、しっかりと踏み出します
つま先で地面を蹴って、元気良く歩きましょう
ウォーキングの注意点
ウォーキングの前にはストレッチングで準備運動をしましょう
ウォーキング中はこまめな水分補給を!
体調が悪い日は無理をしない
起床直後しばらくは安静に過ごし(一時間程度)、血圧の上昇を抑える
起床後の体に水分を補給する(ミネラルウォーターや健康茶など)
朝は、空腹により血糖値が低下しているため、そのままの状態で運動をしない
冬は防寒・夏は暑さ対策を考えた服装を
絶対に無理をしないこと
1日15分くらいから始めて、慣れてきたら30分から1時間くらいに増やしていきましょう。脂肪は運動開始後20分しないと燃焼しないといわれるので、30分間は止まらないで歩きたいものです。休憩を入れながら、これを週に2~3回できるといいですね。