魚介類の栄養成分
魚介類には平均して20%程度たんぱく質が含まれていて、海に囲まれた日本においては重要なたんぱく源となっています。
魚介類のアミノ酸は組織はとても良質なもので、穀類に不足しているリジン(必須アミノ酸のひとつ)を多く含み、不飽和脂肪さんも豊富です。
特に青魚には、不飽和脂肪酸の一種である、EPA(エイコサペンタ塩酸)やDHA(ドコサヘキサ塩酸)が豊富に含まれています。
また、貝類には、カルシウム・鉄などの無機質とビタミンA、B群のほか、良質のたんぱく質が豊富に含まれています。
EPA・DHAを多く含む青魚は、全体的にカロリーは高くなります。食べる目的によって、食べる部分と量をコントロールすることが大切です。
ダイエットに効果がある、魚介類選びのコツをご紹介します。
魚類の見分け方・選び方
|
ダイエットに効果がある魚類の選び方
魚は一般的に、赤身より白身のほうがローカロリー
でも、魚に含まれる機能性成分(ファイトケミカル)を考えると、 赤身のほうが良い場合もあります。
まぐろは高たんぱく、高カロリーですが、EPA・DHAが豊富
まぐろには、血液や血管を健康に保つEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富です。EPAやDHAは、脂肪をたっぷりと含むおなか部分や、目の周りに多く含まれています。背中の部分は、おなかの部分の17分の1しか含まれていないんです。食べる目的によって、食べる部分と量をコントロールすることが大切です。
EPA・DHAを多く含む青魚は、全体的に高カロリー
いわし、さんま、あじ、さばなど、EPA・DHAを多く含む青魚は、全体的にカロリーは高くなります。それは、EPA・DHAを含んでいる脂肪分が多いから。これらの魚を食べる時は、いつも半量にしたり、ごはんを少なめにしたりするように心がけましょう。
「子持ち」は高カロリー
白身魚の代表格であるかれい。子持ちかれいは、卵巣部分のカロリーが高くなります。子持ししゃもなども同じ。覚えておきましょう。
うなぎは、脂溶性のビタミンA・Eが豊富
昔から栄養があるといわれているうなぎは、脂溶性のビタミンA・Eが豊富。
ただ、脂質もたっぷりなのでうなぎはかなりの高カロリーです。うなぎ中1尾で250gほどあり、蒲焼きにするとカロリーは732kcalもあります。スタミナをつけるには最高ですが、カロリーオーバーには気をつけましょう!
貝類の見分け方・選び方
貝類の見分け方
貝は生きているものを使用する。
死んだものは口が開いています。生きているものを水に入れると足を出し、
触れると反射的に引っ込めます。
むき身の場合は、一般的に肉が厚く、つやのあるもの。
その他の魚介類の見分け方
|
ダイエットに効果がある魚介類の選び方
いか類は、意外と低カロリーでたんぱく質が豊富
するめいか、やりいか、もんごういかなど、いかは一年中出回る食材で、基本的にカロリーは低く、吸収されやすいたんぱく質を含んでいます。
中でもアミノ酸の一種であるタウリンを魚より豊富に含んでいます。タウリンは血圧やコレステロールに効果的に働くといわれています。
カニは、いかや貝類と同様に、低カロリー、高たんぱくでミネラルも豊富
カニは、イカや貝類同様に低カロリー、高たんぱくの上に、さらにイライラを抑えるカルシウムも豊富なので、ダイエット中のストレス対策にもいいですね。
キチンキトサンは、かにの甲羅が原料です
また、脂肪の吸収を防ぐことで有名になったキチンキトサンは、かにの甲羅が原料です。