太る原因はメンタルにある?心の声を聞いてみる
「消費カロリーより、摂取カロリーのほうが上回れば太る」
「排泄の量よりも、食べ物の摂取量の方が多いから太る」
というのが太るメカニズムの一般的な考え方です。
では、どうして食べ過ぎ、飲みすぎになってしまうのでしょうか?
食べすぎ、飲みすぎは、当然太る原因になっていると自覚していても、そう簡単にコントロールできないものです。
では、自分自身の心の声は、いったいなんと言っているのか、実際の行動はどうなっているのか、行動とメンタル部分をチェックしてみましょう!実は、知らず知らずに実践している「食生活の太るクセ」があって、心と行動に染み付いているんです。
食べすぎ&飲みすぎは「心の言い訳」が原因です
「残すことは悪である!」という思い込みから、食事は絶対に全て食べる。
「腹が減っては戦はできぬ!」と仕事の前後に必ず何かを食べる。
「1週間、仕事を頑張ったから」と、週末には必ず飲みに行く。
とくに居酒屋の『~時までビール1杯100円!』には弱い。
「運動したあとはやっぱりビールでしょ!」と、ビールを飲む。
「栄養をつけなくちゃ!」と、風邪や体調不良のときは滋養の食事を食べる。
「食べないのは失礼よね~」と思い、出された食事はどんどん食べる。
「お祝い事にお酒とおいしい料理はつき物」と、必ず食事会を行なう。
お菓子や食品の「新製品」を見つけたら、必ず、すぐに食べてみる。
お酒を飲むと「2次会に行くのが当たり前」になっている。
「3時のおやつ」など、ある一定の時間になったら必ず何かを食べる。
疲れているとき、イライラしているときは、お腹がいっぱいになって、
ふーっと (^。^)。o○ と一息つくまで夢中で食べてしまう。
値段が高い食べ物、珍しい食べ物は、次はいつ食べられるかわからないので、
もったいなくて、ついつい食べ過ぎてしまう。
どうでしたか? ちなみに私は、すべてやってました~。^^;
もったいない精神は、ダイエットでは発揮しないほうが懸命だと自覚しましょう。
ダイエットには、メンタルトレーニングも必要ですね♪
食欲とは?空腹感との区別
空腹感とは?
日中、何も食べずに活動を続けていると、「お腹空いた~」という空腹感を感じます。
これは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が低下し、「そろそろエネルギーを補充してください」と、脳の視床下部にある摂食中枢に情報が伝達されて感じるからです。
また、胃の内容物が消化され、腸に送られると、胃が小さくなり胃壁が縮みます。これに交感神経が反応して摂食中枢を刺激します。
この2つの情報源から、「そろそろ栄養素を補給してください」という情報が伝達され、それにより空腹感を感じるというわけです。
食欲とは?
空腹感と食欲は、一見同じように思えますが、少し異なります。空腹感を感じると同時に食欲が湧いてきますが、この食欲は「何を食べるか?」という食べものを選択する感情でもあるのです。
「お腹が空いた、何でもいいから食べたい」というのは『空腹感』で、
「お腹が空いた、焼肉が食べたい」というのが、『食欲』なのです。
食欲は、食べものの味だけでなく、見た目、香り、食感、調理の音、誰と食べるか、など、五感に大きく左右されます。五感を通して大脳皮質のそれぞれの感覚野に送られた情報が統合され、それまでの食体験や知識が加わって、「美味しい」「まずい」という判断が下されます。「美味しい」判断は摂食中枢に伝わるとさらに食欲がわき、「まずい」判断は満腹中枢に伝わるため、食欲が落ちるという仕組みになっています。
別腹とは本当にあるのか?
どんなにお腹がいっぱいでも、「デザートは別腹」ということは女性ではあたりまえ。
でも、胃が2つあるわけではなく、脳が作り出す幻想の胃といえるのです。
以前に食べたデザートの『美味しい』とういう記憶が脳で統合されることにより
ドーパミンという快感物質が分泌し摂食中枢を刺激します。
この刺激が満腹感に勝つと、お腹がいっぱいにも関わらず、
デザートを食べてしまえるというわけです。
