心臓病(心疾患)ついて
心臓病は、狭心症・心筋梗塞・不整脈などで、日本人の死亡原因第2位です。
狭心症や心筋梗塞は胸が締めつけられるように痛む病気、不整脈は脈が異常なうちかたをしてしまう病気です。これらの病気の発作がおきると、命に関わる危険な状態になることがあります。
また、さらにこの血管の血の固まりがつまって、血液が流れなくなって酸素の供給ができにくくなると、細胞は壊れて死滅します。これを心筋梗塞といいます。これら心疾患は共に強い痛みをともないます。心筋梗塞は不整脈やショックをともなうと、患者の50~80%が死亡するという危険性の高い疾患です。
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日常生活で注意したいこと
注意したいのは、血圧の急激な変動です。危険なのは、入浴やトイレなど、冬場に温度変化が大きくなる場所です。暖かい室内から寒いトイレ・浴室などに移動すると血管が収縮して発作がおきやすくなります。
また、水分不足になると血栓(血のかたまり)ができやすくなり、心筋梗塞の危険性が高くなります。起床時や就寝前、入浴の前後、汗をたくさんかいたときは意識して水分をとるように心がけましょう。
心臓病(心疾患)を予防する料理レシピ
国際的に見た場合、肉や砂糖を多く消費している国は、虚血性心疾患での死亡が多く、いも類の消費が多い国では、その死亡の少ないことが指摘されています。
牛肉などの動物性脂肪が心筋梗塞に悪く、脂肪の中でも植物油や魚の脂では心筋梗塞を増加させない可能性も指摘されています。
料理レシピの改善点
* 肉の量を減らし、魚を多く食べるようにしましょう。
* 適度のお酒は、心筋梗塞のもとになる動脈硬化を予防する可能性があります。
* 野菜や果物に含まれる、強い抗酸化作用を持つファイトケミカルを充分にとり、活性酸素から体をガードすることが重要です。