脳卒中について
脳卒中は脳血管疾患の代表的な病気です。この疾患の原因は動脈硬化ですが、動脈硬化はコレステロールや高血圧が原因としてあげられています。この動脈硬化によって狭くなった血管に、血液のかたまりがつまって、血液が流れなくなるとその細胞は死滅するようになります。
これを脳血栓、あるいは脳塞栓と呼んでいます。また、動脈硬化によって血管の一部がふくらむと動脈瘤となります。
血管が破裂して脳内で出血があったのを脳出血といい、くも膜と脳の間で出血した場合は、くも膜下出血といいます。 脳内のこれらの疾患は、死を免れた場合でも言語障害や半身不随など、後遺症が残るというケースも多くみられるので、大変注意しなければならない疾患です。
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脳率中を予防する生活習慣と料理レシピ
脳卒中はどんな人がなりやすいのか
● 糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満がある人
● 不整脈や狭心症などの心臓病がある人
● 塩分や動物性脂肪のとりすぎの人
● 喫煙・大量の飲酒の習慣がある人
● 家族に脳率中になった人がいる人
● 男性45歳以上、女性55歳以上の人
老化・遺伝因子の他に、生活習慣による原因も多いのが特徴です。脳率中を防ぐには、食事改善の他に、危険因子となる生活習慣病の治療が先決です。 特に、肥満を解消すること、禁煙することはとても重要です。
脳卒中と料理レシピ
国際的に見た場合、摂取カロリーの大部分を穀類から摂取している国ほど脳血管性疾患の死亡率が高く、油脂類の摂取量の多い国ほど脳血管性疾患の低いことが知られています。脳卒中は農村に多く、漁村に少ないことも観察されていますが、食事の違いがその原因と考えられています。
料理レシピの改善点
* 米その他の穀類の摂取を減らすようにしましょう。
* 血液中のコレステロ-ルの増加を予防するうえで、牛肉や豚肉、鶏肉などの肉類の脂肪の多い部分は控え、魚介類や植物性の油を使用するようにしましょう。
* 脂肪の少ない肉類、魚介類、卵、大豆製品、牛乳などは
不足しないよう毎日適量を摂りましょう。
* 野菜や果物に含まれる、強い抗酸化作用を持つファイトケミカルを
充分にとり、活性酸素から体をガードすることが重要です。