クロレラ

　クロレラは、直径3～8μm（ミクロン）のほぼ球形の単細胞緑藻で、主に湖沼や河川などに生息しています。クロレラは「地球の生命の原点」として今から約20億年前に誕生したと考えられていますが、非常に微細なため、その発見は19世紀末の事でした。
　クロレラには、約20種類の種（スピーシズ）があり、その種類によって成分などが大きく異なりますが、クロレラに含まれている栄養素は、必須アミノ酸、タンパク質、ミネラル、ビタミン、葉緑素など、実に多種多様です。その中でも良質のタンパク質がクロレラの半分以上を占めています。食生活で不足しがちな緑黄色野菜の代替食品としてまた、高品質の栄養補助食品として有用です。
　クロレラのただ一つの難点は、細胞壁が極めて堅いだけに、消化吸収率が低いということでした。どんなに優れた含有物も、消化吸収できずに排出してしまっては、その力を発揮することができません。この難点を解決した製法で多くのクロレラ製品が開発されています。総合栄養補助食品として、便秘にも効果がある健康食品として人気があります。