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セレン(Se)

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セレン(Se)

セレン(Se)

 セレンは、体内で生成された過酸化脂質を分解する酵素の成分となります。ビタミンEと一緒に摂ると、抗酸化作用がよリアッブし、老化やがんを予防するとして注目されています。セレンは魚介類や植物性食品に多く含まれ、日本人は比較的十分に摂取できています。セレンを摂りすぎると毒性が生じ、脱毛や嘔吐、下痢を起こしますが、通常の食事では過剰症になる心配はありません。
 過酸化脂質を分解する酵素のひとつであるグルタチオンペルオキシターゼは、細胞を酸化させがんを誘発する活性酸素の働きを抑制します。この酵素を活性化するのがセレンです。セレンが欠乏するとビタミンEの欠乏症とよく似た症状が起きます。最近ではセレン自体にがん細胞の発生を抑制する働きがあるとされ注目を集めています。
 セレンは、主に魚介類に多く含まれていますが、食の洋食化の影響で摂取機会が減少傾向にあります。必要量と過剰の量の開きが少ないため、特にサプリメントやダイエット食品などの過剰摂取に注意しましょう。

【セレン(Se)を多く含む食品】
●魚介類: カワサギ、イワシ、ホタテ貝、カレイ、カキ、たら、カツオ
●肉類: 牛肉、内臓類
●穀類: 玄米ご飯
●その他: ねぎ、ビール、卵 他


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